「テクニカルアナリスト」その玄妙なる職人

相場の世界には、「テクニカルアナリスト」なる職種が存在する。テクニカルの解説が主な仕事のようだが、要は過去に起きた事柄に後付け講釈をたれるものだ。現在進行形では判り得ないチャートも、「Aが底でBが二番底」と事後であれば完璧にとはいわないまでもつじつまの合う解説が可能である。

ズバリ斬り捨ててしまうと、テクニカル分析は占いではないが、テクニカルアナリストは占い師同然といっても過言ではあるまい。彼らが一個人としてトレードする分には芸術になり得る技法も、雇われ人になると一変、占い師となる。もっとも、個人的に判断のつかない局面においても否応なく相場見解を求められるその立場が、こじつけがましい予測を彼らに強いる多少の要因ではあるだろう。

一度彼らテクニカルアナリストの相場予測を注意深く読み直してほしい。だいたいメディアによく出てくる連中は仕事慣れしており、切れ者ぞろい。口車が達者で決して言質を与えず、結論を微妙なニュアンスの中に溶け込ませるのに長けているアナリストは優秀である。

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